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人気のおすすめソーシャルレンディング12選【2023年最新】利回りやリスクも解説

人気のおすすめソーシャルレンディング12選【2023年最新】利回りやリスクも解説

資産運用の方法を検討するなかで、ソーシャルレンディングが目に付いた人も多いのではないでしょうか。

しかし「ソーシャルレンディングはおすすめしない」「ソーシャルレンディングは危ない!」といったネットの情報もあり、不安を覚えた人も少なくないでしょう。

確かにソーシャルレンディングは比較的新しい資産運用のため、知識を備えたうえで投資するサービスを選ばないと失敗してしまう可能性もあります。

そこで本記事ではソーシャルレンディングについてわかりやすく解説したうえで、人気のおすすめソーシャルレンディング12選をご紹介します。

<編集部おすすめ>人気のソーシャルレンディング3選
Funds(ファンズ)
Bankers(バンカーズ)
CROWD CREDIT
ファンドの種類が豊富!リスクを賢く分散できる!海外ファンドが豊富!

【比較表】人気のソーシャルレンディングおすすめ12選

人気のソーシャルレンディングサービス12選を最低投資額や利回り、特徴などを比較して紹介します。

事業者名最低投資額想定利回り運用期間特徴
Funds(ファンズ)

1円1.0~3.0%14ヵ月ファンドの種類が豊富
Bankers(バンカーズ)

1万円1.86~6.0%4~12ヵ月リスクを賢く分散できる
CROWD CREDIT

1万円4.2~12.1%13ヵ月〜海外案件が豊富
OwnersBook

1万円3~5%25ヶ月不動産投資に特化
COMMOSUS(コモサス)
1万円3.0%〜7.0%4~11ヵ月社会貢献に最適
Alterna Bank(オルタナバンク)

1万円3.5~11%1~14ヵ月国内外のファンドが充実
Crowd Bank(クラウドバンク)

1万円5.8%8〜11ヵ月信頼できる運用実績
FUELオンラインファンド

1万円3.0%6〜24ヵ月厳選した案件を提供
Funvest(ファンベスト)

10万円3%5〜9ヵ月安心できる運営体制
LENDEX(レンデックス)

2万円7~10%8〜24ヵ月短期投資におすすめ
Pocket Funding

1万円4~9%3〜11ヵ月沖縄を中心とした案件
AGクラウドファンディング
1円アイフルファンド:1~1.3%
不動産担保ローンファンド:3~8%
6ヵ月~厳選されたファンド

人気のソーシャルレンディングおすすめ12選

人気のソーシャルレンディングサービス12選を最低投資額や利回り、特徴などを比較して紹介します。

Funds(ファンズ)|ファンドの種類が豊富

※画像出典:Funds公式サイト

Fundsの基本情報
運営会社ファンズ株式会社(旧社名 株式会社クラウドポート)
最小投資額1円
サービス開始年2019年1月
想定利回り1.0~3.0%
正常償還率100%
運用期間14ヵ月
累計募集金額約297億円
公式サイトhttps://funds.jp/

Funds(ファンズ)は、企業に貸した資金の利息によって資産を増やすことができる貸付投資型のサービスです。

ファンドごとに予定利回りと運用期間が設定されているため、投資を開始したらあとは待つだけなので運用に手間はかかりません。

上場企業から未上場企業まで参加しているため、さまざまな種類のファンドを取り扱っています。

参加している企業やファンドは審査によって一定基準をクリアしているため、安心して投資することが可能です。

公式サイトで詳細を見る

Fundsのリアルな口コミ・評判とは?|サービスの流れと特徴

Bankers(バンカーズ)|リスクを賢く分散できる

※画像出典:Bankers公式サイト

Bankersの基本情報
運営会社株式会社バンカーズ
最小投資額1万円
サービス開始年2020年12月
想定利回り1.86~6.0%
正常償還率100%
運用期間4~12ヵ月
累計募集金額 約140億円
公式サイトhttps://www.bankers.co.jp/

Bankersは、高い利回りが期待できる融資型のクラウドファンディングサービスです。

まだそれほど実績があるサービスではありませんが、松井証券やみずほキャピタルが主要株主になっているので安心です。

親会社であるバンカーズも出資をおこなうセイムボート出資を採用し、投資家とリスクを共有しています。

ファンドごとに独自の5段階評価でリスク開示をおこなっているので、自分の状況に合ったファンドを選ぶことが可能です。

公式サイトで詳細を見る

Bankers (バンカーズ) のリアルな口コミ・評判とは?|サービスの流れと特徴

CROWD CREDIT(クラウドクレジット)|海外案件が豊富

※画像出典:CROWD CREDIT公式サイト

CROWD CREDITの基本情報
運営会社クラウドクレジット株式会社
最小投資額1万円
サービス開始年2013年1月
想定利回り4.2~12.1%
正常償還率
運用期間7ヵ月〜66ヵ月
累計募集金額約450億円
公式サイトhttps://crowdcredit.jp/

CROWD CREDITは、海外の人や事業者を対象としたローンを扱っているソーシャルレンディングサービスです。

クラウドクレジット株式会社が運営する15社の企業から出資を受けて運営されており、国内・国外のさまざまな事業に出資をおこなっています。

メリットは高利回りのファンドに少額投資ができる点です。10,000円から投資可能であるため、分散投資も可能です。

さらに、国内・国外のファンド、円建て・外貨建てのファンドを組み合わせて出資すれば、より効果的な活用ができる点も魅力的です。

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【2023年最新版】クラウドクレジットのリアルな口コミ・評判とは?

CROWD CREDITの評判や口コミが知りたい人は、こちらの記事もおすすめです。

OwnersBook(オーナーズブック)|不動産投資に特化

OwnersBook

※画像出典:OwnersBook公式サイト

OwnersBookの基本情報
運営会社ロードスターインベストメンツ株式会社
最小投資額1万円
サービス開始年2019年8月30日
想定利回り3~5%
正常償還率86%
運用期間25ヶ月
累計募集金額約347億円
公式サイトhttps://www.ownersbook.jp/

OwnersBookは、ロードスターインベストメンツ株式会社が運営するソーシャルレンディングです。

2014年に国内初の不動産特化型クラウドファンディングとしてサービスを開始しました。

OwnersBookの特徴は、すべての案件で不動産の担保が付いており、元本毀損リスクが低いこと、また、運用期間が長期の案件が多く、なかには5年を超えるものもあることです。

長期案件は年2回の配当などがあるため、一度の投資で安定的に収入を得たい人に向いているといえるでしょう。

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OwnersBookの評判は?口コミからわかるメリット・デメリット

COMMOSUS(コモサス)|社会貢献に最適

※画像出典:COMMOSUS公式サイト

COMMOSUSの基本情報
運営会社株式会社コモサス
最低投資額1万円
サービス開始年2015年12月1日
想定利回り3.0%〜7.0%
正常償還率
運用期間4~11ヵ月
累計募集金額
公式サイトhttps://owners.camp-fire.jp/

COMMOSUSは、株式会社コモサス(旧:株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL)が運営するソーシャルレンディングです。

CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)が2022年にマネジメントバイアウトしたことにより、名称変更しました。

新しいCOMMOSUSでの注目のポイントは、保証付き案件がある点です。

保証付き案件は借り主が返済できなくなったとき、日本保証が投資家へ代わりに返済。万が一があったときも出資金が返ってくる可能性を残せます。

また、COMMOSUSの案件は、ファンドの多様性というCAMPFIRE Ownersのときからの特徴も受け継いでいます。

高い利回りのみを重視したものだけではなく、幅広い業界や資金使途の案件から選ぶことが可能です。

例えば、「少年院出院後学習支援ファンド」「カンボジア農家支援ファンド」といったファンド実績があります。社会福祉や海外支援のファンドも多く扱っているため、投資を通じて社会貢献をしたい人に向いています。

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Alterna Bank(オルタナバンク)|国内外のファンドが充実

※画像出典:Alterna Bank公式サイト

Alterna Bankの基本情報
運営会社SAMURAI証券株式会社
最小投資額1万円
サービス開始年2015年5月
想定利回り3.75~8%
正常償還率100%
運用期間1~14ヵ月
累計募集金額約114億円
公式サイトhttps://h.accesstrade.net/sp/cc?rk=0100p1x900mj3y

Alterna Bankは、SAMURAI証券株式会社が運営する元本償還実績100%の投資型クラウドファンディングです。

投資型クラウドファンディングサービス、SAMURAI FUNDが2023年初頭にブランドリニューアルしたことにより生まれました。

SAMURAI FUNDの特徴を受け継いでおり、インターネットを通じて世界中の個人投資家が投資を実行できます。

AI分野やベンチャー支援、有価証券などさまざまな投資機会にチャレンジすることが可能です。

必要なのは少額の資金とネット環境だけなので、投資を気軽に始めたい人に向いています。

また、担保・保証付きの商品も充実しているため、投資初心者も安心して始めやすいでしょう。

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Crowd Bank(クラウドバンク)|信頼できる運用実績

※画像出典:Crowd Bank公式サイト

Crowd Bankの基本情報
運営会社日本クラウド証券株式会社
最小投資額1万円
サービス開始年2017年
実績平均利回り5.8%
正常償還率100%
運用期間8〜11ヵ月
累計募集金額約2,000億円以上
公式サイトhttps://crowdbank.jp/

Crowd Bankは、リスクを抑えたファンドを選んで投資をおこなうことができる融資型クラウドファンディングサービスです。

クラウドバンクでは、投資家が損失を極力被らないようリスク回避が徹底されている点が強みです。

実際に、クラウドバンクはこれまで貸し倒れもデフォルトなく、損失ゼロの記録を持っています。

また少額投資が可能で、管理の手間が不要なので、生活スタイルを崩さずに投資を始めたい人におすすめです。

サービスの特徴は貸倒れリスクなどを軽減する担保付きの募集をおこなっている点です

すべてのファンドは募集の際に担保を設定しているため、債務が履行されなかった場合でも出資金を回収できます

楽天ポイントプレゼントキャンペーン実施中

Crowd Bankでは、下記の楽天ポイントプレゼントキャンペーンを実施中です。

キャンペーン期間常時開催
キャンペーン内容特典1:500ポイントプレゼント
特典2:2,000ポイントプレゼント
特典3:1日1回マイページへのアクセスで1ポイントプレゼント
キャンペーン対象者 特典1:新規口座開設した人全員
特典2:初めて投資した人全員
特典3:運用準備中または運用中のクラウドバンクのファンドに1つ以上投資している人

キャンペーンは予告なく変更される場合があります。キャンペーンが終了する前に参加しましょう。

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クラウドバンクの評判は?口コミからわかるメリット・デメリット

FUEL(フエル)オンラインファンド|厳選した案件を提供

※画像出典:FUELオンラインファンド公式サイト

FUELオンラインファンドの基本情報
運営会社FUEL株式会社
最小投資額1万円
サービス開始年2020年
想定利回り3.0%
正常償還率100%
運用期間6〜24ヵ月
累計募集金額約18億円
公式サイトhttps://www.fuel-onlinefund.jp/

FUELオンラインファンドは、上場企業の運営するファンドに投資できる不動産クラウドファンディングです。

透明性を重視した運営で、出資するユーザーが正しく投資判断できるように投資先の不動産情報、事業内容などを開示しています。

取り扱っているのは、上場企業または同等の信頼度を持つ企業の案件ばかりです。

不動産クラウドファンディングは市場の動きに左右されることがないので、安定した利回りが期待できます。

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Funvest(ファンベスト)|安心できる運営体制

※画像出典:Funvest公式サイト

Funvestの基本情報
運営会社Fintertech株式会社
最小投資額10万円
サービス開始年2020年
想定利回り3%
正常償還率
運用期間5〜9ヵ月
累計募集金額約12億円
公式サイトhttps://ftt-funvest.jp/

Funvestは、Fintertech株式会社が運営する貸付型のソーシャルレンディングです。

大和証券グループ、クレディセゾングループのグループによる厳選された投資をおこなうことが可能です。

国内外の案件に手軽に投資できるので、多様な資産運用ができます。

案件の発掘やファンド運営は不動産や金融のプロたちによっておこなわれているため、安心して投資を実行することが可能です。

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LENDEX(レンデックス)|短期投資におすすめ

※画像出典:LENDEX公式サイト

LENDEXの基本情報
運営会社株式会社LENDEX
最小投資額2万円
サービス開始年2017年7月
想定利回り7~10%
正常償還率
運用期間8〜24ヵ月
累計募集金額
公式サイトhttps://www.tcs-asp.net/alink?AC=C118510&LC=LEND1&SQ=0&isq=100

LENDEXは、株式会社LENDEXが運営する不動産投資に特化したソーシャルレンディングです。

2017年7月より運営を開始し、2023年1月時点で総募集金額は240億円以上と実績が豊富です。

最大のメリットはリスクを軽減しながら高利回りである点でしょう

公開した案件は物件を担保とし、融資上限を80%にすることで余計なリスクを抱えないようにしています。

最低投資額は2万円から、利回りは公開されているもので7~10%と高く設定されていますなお、配当は毎月受け取れるため、短期的な投資を考えている人におすすめです。

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【2023年最新版】LENDEX(レンデックス)のリアルな口コミ・評判とは?

Pocket Funding(ポケットファンディング)|沖縄を中心とした案件

※画像出典:Pocket Funding公式サイト

Pocket Fundingの基本情報
運営会社ソーシャルバンクZAIZEN株式会社
最小投資額1万円
サービス開始年2012年3月
想定利回り4~9%
正常償還率約89%
運用期間3〜11ヵ月
累計募集金額約53億円
公式サイトhttps://pocket-funding.jp/

Pocket Fundingは、ソーシャルバンクZAIZEN株式会社が運営する不動産投資のソーシャルレンディングです。

沖縄は日本の代表的な観光地であり、人口が増加しているなど将来性にも期待できます。

このサービスはそんな沖縄の不動産に投資する目的で生まれた沖縄発のサービスです。

特徴としてはリスクを軽減しながら少額から沖縄の不動産に出資できる点があります。

こちらのサービスは不動産を担保に70%を融資上限として出資するため、貸倒れリスクを軽減しています。

また、10,000円から出資可能、高利回りの分配を毎月受け取れる点も魅力の一つです。

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AGクラウドファンディング|厳選されたファンド

※画像出典:AGクラウドファンディング公式サイト

AGクラウドファンディングの基本情報
運営会社AGクラウドファンディング株式会社
最小投資額1円
サービス開始年2021年
想定利回りアイフルファンド:1~1.3%
不動産担保ローンファンド:3~8%
正常償還率
運用期間6ヵ月~
累計募集金額約10億円

AGクラウドファンディングは、上場企業株式会社アイフルの子会社が運営しています。

長年に渡り融資実績があるアイフルグループが手掛けているため、信頼性があります。

サービスの特徴は、アイフルを貸付先とした案件と不動産担保のファンドに絞っている点。

安全を重視するか、収益性を重視するか選ぶことができます。

ソーシャルレンディングの初心者や利回りが少なめでもなるべく安全を担保したい人におすすめのサービスです。

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ソーシャルレンディングの5つの比較ポイント

ソーシャルレンディングで失敗しないために、以下のポイントに注意して比較しながら運営会社を選ぶことをおすすめします。

  • 実績で比較する
  • 想定利回りで比較する
  • 融資先で比較する
  • 投資リスクが低いか確認する
  • 運営企業の信頼性で比較する

ポイント①:実績で比較する

ソーシャルレンディングで失敗しないためには、信頼できる事業者のサービスを利用するのが大切です

そのためには運営会社の実績で比較することがポイントになります。

ソーシャルレンディングは発展途上にある業界であるため、サービスを展開する事業者もさまざまです。

なかには虚偽表示などをおこなうところもあり、実際に金融庁から業務改善命令や登録取り消しの処分を受けた事業者も存在します

そのため、最低投資額で出資するケースであっても、実績の少ない事業者では安心できません。

そのような事業者に投資してしまわないように、過去の累計応募や融資総額、登録者数などをチェックするのがおすすめです

ポイント②想定利回りで比較する

ソーシャルレンディング会社の想定利回りで比較することもポイントです。

利回りは貸付けした金利の利益に直結しています。より利益を求めるなら高い想定利回りを明示している会社を選ぶ必要があるでしょう。

各企業の利回りを把握すれば、優れた利回りが計測されているのがどの会社か分かるようになります。

なお、想定利回りはあくまでも想定できる予想値であり、確実に利益を保証はできないという点は注意してください。

ポイント③:融資先で比較する

ソーシャルレンディングで損しないためには、運営会社任せではなく、自分で融資先を比較することも重要です。

例えばソーシャルレンディングでは以下のような融資先があります。

  • 内外の不動産事業
  • 上場企業による事業
  • 国外の開発事業
  • 金融事業
  • 中小企業の事業
  • 再生事業 など

ソーシャルレンディングで一般的に安全性が高いとみられるのは、融資先が上場企業であるケースです。

上場企業は運営が安定していることが多いため、貸し倒れになりにくいとされます。

一方で、国外の案件は利回りが高くなる反面、リスクは上がります。投資企業や事業主が信頼できるかなど、審査基準や案件情報から、融資先を見極める必要があるでしょう。

ポイント④:投資リスクが低いか確認する

利回りだけでなく投資リスクについても注意する必要があります

ソーシャルレンディングはミドルリスク・ミドルリターンの金融商品です。国債などに比べて利回りが大きいのは魅力的ですが、その分リスクが高く設定されています

具体的には出資先の企業が債務を履行できない貸し倒れリスク、事業者自体が倒産してしまうリスクなどです

したがって、どうすればリスクを軽減できるのか、検討しながら行動するのが望ましいです。

なお、個人ができる対策としては複数のファンド、もしくはサービスに分散投資するのがよいでしょう

ポイント⑤:運営企業の信頼性で比較する

運営企業が上場している場合はそのサービスを信頼できます。一般的に上場は取引所の要求する細かい基準をクリアし、会計などに透明性がなければ実現できません。

また、どこに上場しているのかも重要であり、国内では東証プライムが最も厳しいです

そのため、サービスの運営企業が上場している場合には、それだけで信頼性が高くなります

さらに、上場企業の場合は、サービスになんらかの問題が発生し、投資家側が損失を被る事態になったときでも、資金を返金するなど真摯に対応してくれることが多いです。

したがって、投資をおこなう前に運営企業について調べてみるのがよいでしょう

ソーシャルレンディングの特徴

そもそも「ソーシャルレンディング」とは何か?について3つの特徴に分けて解説します。

  • 投資家が企業に貸し付けをおこなう
  • 少額投資が可能
  • 3つの種類がある

特徴①:投資家が企業に貸し付けをおこなう

ソーシャルレンディングとは、資産を増やしたい投資家と資金が欲しい企業を結び付けるサービスです

一般的な融資では金融機関などを通して資金が動きます。このケースではリターンがあまり高くなかったり、リスクを極力抑えたうえで貸し付けがなされたりします。

一方、ソーシャルレンディング(買い付け型クラウドファンディング)は、インターネット上からソーシャルレンディングの事業者を通して出資者を募り、企業に貸し付けをおこなうものです

貸付金の利息を投資家に収益として分配し、双方にとってwinwinの関係を築きます。安定資産の国債などよりリスクは増しますが、金利が相対的に高く設定されていることがポイントです。

特徴②:少額投資が可能

ソーシャルレンディングは株式投資などとは異なり、1万円という少額から投資できます

代表的な投資手法の株式では基本的に1,000株単位など、まとまった数で投資します。

仮に一株あたりの金額が100円のケースでは、10万円が手元になければ投資できません。そのため、株式投資などではある程度まとまった自己資金が必要とされます。

一方、ソーシャルレンディングではネット上でたくさんの出資者を募るために、出資の1単位を1万円にしている事業者も珍しくありません

そのため手持ちの資金があまりない人でも投資が可能になり、銀行に預け入れるよりも利回りが大きいため資産運用がしやすくなります

また、少額投資が可能なことで、資金を複数に投資する分散投資ができるのもメリットです。

特徴③:3つの種類がある

ソーシャルレンディングには次の3つの種類があります。

  • ファンド型
  • マーケット型
  • オークション型

ファンド型

ファンド型はサービスを提供する事業者が主体となり、投資家から出資を募り、貸し付けを求める企業に資金提供する方式です

ファンド型は、事業者が融資を求める企業への金利の設定、貸し付けなどをおこない、資産を増やして投資家に還元していくことがポイントです。

ただし、事業者の手腕によるところが大きく、貸し付け企業への投資判断に問題があれば損失が生まれます

そのため、どういった事業者のサービスを利用するのか、過去のデータなどをよく吟味したうえで出資する必要があります。なお、国内においてはこのファンド型が主流です。

マーケット型

マーケット型は投資家が主体となり、金利を決定して貸し付けをおこなう方法があります

前段階として、事業者がそれぞれの企業を審査・格付けし、融資対象としてふさわしい案件のみをクラウドファンディングで募集します。

そして、投資家は格付けなどを参考にして、具体的な金利を決定していきます。

なお、投資家により金利が決まるため、申し込みの数によって金利が上下し、人気のある案件はより低い金利を提示した人が優先的に出資できる仕組みを採用しており、競争原理を働かせて出資者を募り、融資先の企業の負担を軽減しています。

オークション型

オークション型はその名のとおり、貸し手側のオークションで金利を決める方法です

投資家が案件に対しての金利を入札し、最も安い金利をあげた人に優先権が生まれます

このとき、投資判断となるのが融資をうける企業側がどのような事業をおこなっているかです

投資家にとっては信用性が高い案件であれば入札件数は増え、企業は安い金利で融資をうけれられます。

一方でリスクの高い案件は人が集まらず、高い金利で融資をうけることになります。

したがって、投資家達にいかに好意的なアピールできるのかがオークション型では重要です

【簡単3STEP】ソーシャルレンディングの始め方

ここでは、ソーシャルレンディングを始める方法をステップごとに解説します。

  1. 会員登録
  2. 投資口座に入金
  3. 投資スタート

1.会員登録

最初にパソコンやスマートフォンで会員登録をします。会員登録は次のステップでおこないます。

  1. Webサイトにある登録フォームに必要情報を入力
  2. 本人確認書類などのアップロード
  3. 投資口座の開設審査
  4. はがき・封書の受領/マイページにログイン

①Webサイトにある登録フォームに必要情報を入力

名前、住所、年収、資産の状況、投資経験の有無など、登録フォームの項目に沿って必要情報を入力します。

②本人確認書類などの提出

次の本人確認書類などの画像をWebサイトからアップロードします。

  • 本人確認書類:運転免許証、健康保険証、住民票の写し、パスポ-ト、マイナンバーカード、在留カードなど(有効となる書類は事業者によって異なります)
  • 銀行口座確認書類:銀行口座通帳、キャッシュカード、ネットバンキングのログイン画面(金融機関名、金融機関コード、支店名、支店番号、口座番号、口座名義が確認できる画像)
  • 顔写真(顔認証をおこなう事業者の場合)

③投資口座の開設審査

ソーシャルレンディング事業者が、氏名・住所などの確認、反社会的勢力ではないかなど、口座を開設しても問題ないかを審査します。

④はがき・封書の受領/マイページにログイン

審査に通過すると3日~1週間程度で、自宅に特定記録郵便や簡易書留ではがき、または封書が届きます。

お知らせに記載されているログイン情報で、Webサイトのマイページにログインしてください。

初ログイン後に、マイナンバーが記載されている書類の画像をアップロードする必要がある事業者もあるので、次の書類を準備をしておきましょう。

  • マイナンバー確認書類:マイナンバーカード、個人番号通知カード、マイナンバーが記載された住民票の写しなど

2.投資口座に入金

Webサイトのマイページにログインし、投資用資金を投資口座に入金をします。

入金時の振込手数料は、投資家側の負担になることが多いです。

3.投資スタート

Webサイトのマイページから、募集中の案件のなかから投資したいものを選び、出資の手続きをします。

投資案件の運用期間満了日になったら、分配金の有無や金額をWebサイトのマイページで確認してください。

1~12月分の分配金など(雑所得)の合計金額が20万円を超えた場合は、翌年2~3月に確定申告の手続きをおこないましょう

ソーシャルレンディングをおこなうメリット5選

ここでは、ソーシャルレンディングの5つの主なメリットを紹介します。

  • 1万円程度の少額から投資を始められる
  • インターネット上で手軽に出資できる
  • 高い利回りの案件が多い
  • 投資額以上の損失は発生しない
  • リターンが投資経験に左右されない

メリット①:1万円程度の少額から投資を始められる

ソーシャルレンディングは、事業者や案件にもよりますが、1万円程度から投資ができます。

気軽に簡単に始められる投資がしたい、手持ちの資金をいくつかの案件に分散して投資したいなど、それぞれのニーズに応じて気軽に投資が始められます。

アパート経営やマンション経営などの不動産投資を個人でおこなう場合は、初期費用が数百万から数千万円に及ぶのが一般的なため、1万円程度から始められて、運用の手間もかからないソーシャルレンディングは投資初心者の人にも安心です。

メリット②:インターネット上で手軽に出資できる

ソーシャルレンディングは、基本的にすべての手続きがインターネット上でできます

投資を始めるときにおこなう投資家登録も、出資も、運用期間が満了して償還された資金を別案件に再出資することも、パソコンやスマートフォンで可能です。

先着順の人気の高い案件でも、仕事や家事の合間にチェックして、すぐに出資できるため気になるサービスがあったら事前に登録しておくと良いでしょう。

メリット③:高い利回りの案件が多い

ソーシャルレンディングの利回りは、6〜7%が目安といわれています。未上場企業の案件には6〜10%の期待利回りとなるものもあります。

他の投資方法の利回りを見ると、国債は0.01~0.25%、株式投資は2〜3%、投資信託は3~10%、アパート経営は実質4〜6%が目安といわれており、ソーシャルレンディングの利回りは高いといえるでしょう。

メリット④:投資額以上の損失は発生しない

ソーシャルレンディングでは、出資額以上の損失は発生しません。

これは、ソーシャルレンディング事業者と投資家の間で締結する匿名組合契約には、投資家の責任を有限責任とする決まりがあるためです。

匿名組合契約は、当事者の一方が相手方の営業のために出資をし、その営業から生ずる利益を分配する契約をいい、 有限責任は、出資者は出資額の範囲においてのみ責任を負うといいます。

なお、元本が保証されているわけではない点に注意をしてください。

メリット⑤:リターンが投資経験に左右されない

株式投資や不動産投資などでは、ある程度の経験がないと利益を得るコツがつかめないものですが、ソーシャルレンディングでは投資歴にあまり関係なく利益が得られることも特徴の一つです。

これはほとんどの事業者のホームページで、各案件の詳細情報、出資状況、倍率などが確認できるためです。

倍率が高く、出資済額が多ければ、その案件の魅力と可能性を多くの人が感じているということがわかり、これまで投資経験があまりない人でもその案件に投資してよいかのヒントを得ることができるでしょう。

ソーシャルレンディングをおこなうデメリット3選

ソーシャルレンディングにはたくさんのメリットがありますが、その一方でデメリットもあります。

他のサイトでは「ソーシャルレンディングをおすすめしない理由」「ソーシャルレンディングはやばい」などの声が上がる3つのデメリットを紹介します。

リスクについてしっかりと理解をしてから投資を始めましょう。

  • 元本割れのリスクがある
  • ファンドを途中で解約することができない
  • 情報の透明性が低い

デメリット①:元本割れのリスクがある

ソーシャルレンディングでは、元本割れが発生する可能性があるという条件を付けて出資を募集します。

したがって、事業者は元本保証をしないのが一般的です。

元本割れとは、投資しているファンドの価値が自分が投資した金額を下回ることです。

万一投資しているファンドが貸し倒れてしまうと、投資したと資金が返ってこなくなります。

ソーシャルレンディングはこのような元本割れにより、大損をしてしまうリスクが必ずあるため念頭に置いておきましょう。

デメリット②:ファンドを途中で解約することができない

ソーシャルレンディングは、投資家側から出資した案件の途中解約ができず、出資額の一部であっても払い戻しは不可能です。

急な用件でまとまったお金を必要が必要になり、出資したお金を取り戻そうと思っても、満期になるまで出金できないため、出資額などは慎重に検討する必要があります。

複数の案件に分散したり、投資期間満了日をずらすなどの工夫が必要です。

デメリット③:情報の透明性が低い

ソーシャルレンディングは、最終的な融資先の名前、融資の条件、資金の使途、保証人など、開示されている情報が事業者によって差があります。

一部の事業者では、このような重要な情報を非公開にして出資の募集がおこなわれています。

金融庁が「ソーシャルレンディングへの投資にあたってご注意ください」のなかで、投資者への情報開示が十分に図られているかどうかに注意するよう呼びかけている点にも留意してください。

ただし、事業者のなかには情報開示を積極的におこなっているところもあります。事業者や案件を検討する際は、ホームページで投資判断に必要な情報が確認できるところを選ぶとよいでしょう。

ソーシャルレンディングと不動産クラウドファンディング・REIT(リート)の違いを比較

ソーシャルレンディングは、不動産クラウドファンディングや不動産投資信託(REIT)とよく混同されることがあります。

確かに小額から投資が始められたり、不動産投資が含まれる点はよく似ているため、混乱しやすいです。

そこで不動産投資信託や不動産クラウドファンディングとの違いを比較しました。

種類投資額投資・融資先立場出資者ができること案件の種類案件の選択利益
ソーシャルレンディング1円~企業への貸付(融資)匿名組合員出資国内外のさまざまな事業できる返済利息の分配
不動産投資信託(REIT)数万円~数十万円複数の不動産物件(投資)出資者保有・運用・売買不動産事業できない不動産運用により発生した利益の分配
不動産クラウドファンディング1万円~不動産運用への投資出資者出資不動産事業できる不動産運用により発生した利益の分配

不動産クラウドファンディングと、ソーシャルレンディングの大きな違いは投資・融資先が異なる点です。

不動産クラウドファンディングは投資会社(クラウドファンディングサービス)を通して該当不動産(ファンド)に投資することになります

不動産運用はクラウドファンディング事業者がおこない、運用自体に投資するというイメージです。

その不動産運用にて発生した利益が投資者に分配されます。

ソーシャルレンディングは、融資型クラウドファンディングと呼ばれることもあり、企業へ貸付けをおこない、返済利息分が投資家に分配されます。

一方で不動産投資信託(REIT)複数の不動産物件に投資するものです。投資先の不動産は、複数人の投資家で投資・保有をおこない、複数人で1つの物件を運用し、分配金を得る仕組みとなっています。さらに金融商品であることから、いつでもすぐに売買取引することも可能です。

なお、不動産投資信託でも権利を保有できますが、投資する物件は自分で選べないという特徴もあります。

おすすめの不動産クラウドファンディングを紹介したこちらの記事もあわせてご覧ください。

ソーシャルレンディングを始めるときの注意点

ソーシャルレンディングを始めるときは以下の点に注意しましょう

  • 貸倒れのリスクがある
  • 返済が延滞する可能性がある
  • 途中で解約できない

貸倒れのリスクがある

ソーシャルレンディングでは元本が保証されないため、貸付先の企業が倒産してしまうと出資金が戻って来なくなります

これが貸倒れリスクと呼ばれるものであり、投資をおこなう以上許容しなくてはいけないものです。

なお、いくつかリスクを軽減する方法もあり、個人ができるのは貸付先の企業情報を分析したり、担保を設定している案件をみつけて投資したりすることです

ただし、企業情報などはサービスの事業者が公開しているケースも多いので、事業者選びをしっかりおこなうことも大切です

返済が延滞する可能性がある

ソーシャルレンディングは期日までに投資分が返済されず、運用期間が延長されることがあります

これは貸付先の企業状況が悪い場合に起こりえることで、返済期日を守れず延滞してしまうものです。

こうなってしまうと最悪上記で解説した、貸倒れに発展してしまう可能性があります。

そのため、事業者から「延滞」や「期間延長」などの言葉が出てきた場合は、黄色信号が点滅していると自覚しましょう

途中で解約できない

株式投資などでは好きなタイミングで売却できますが、ソーシャルレンディングは満期まで解約できません

この点はソーシャルレンディングの欠点といえるもので、案件で設定された期間中はこちらからはどうすることもできません

このとき、余剰資金ではなく生活費を投資してしまうと、困難な状況に陥る可能性が高いでしょう。

そのため、もし余剰金がない、生活費がギリギリであるという人はソーシャルレンディングはおすすめしない資産運用となります。

余剰金が少なめな人は、短期的なファンドに投資するなど、金融商品としての流動性の低さを意識した行動を選択するのがよいでしょう

ソーシャルレンディングでよくあるQ&A

最後に、ソーシャルレンディングについてよくある疑問にお答えします。

手数料はかかる?

事業者にもよりますが、振込手数料と出金手数料がかかるところが多いです。

振込手数料は、銀行口座から投資用資金を投資口座に入金する際にかかります。金額は銀行によって異なります。

出金手数料は、投資口座から銀行口座に資金を引き出す際の手数料です。事業者によっては無料としているところもあります。

信託投資など他の投資方法の場合にかかる、口座開設料、購入手数料、口座維持料などは、ソーシャルレンディングでは無料としている事業者がほとんどです。

利回りはどれくらいを期待できる?

案件にもよりますが、ソーシャルレンディングの利回りは6〜7%が目安です。

国債は0.01~0.25%、株式投資は2〜3%、投資信託は3~10%、アパート経営は実質4〜6%というように、他の投資方法と比較するとソーシャルレンディングは高利回りであるといえます。

ただし、ソーシャルレンディングでも、事業者・案件によっては目安よりも低い利回り(2~5%程度)のものもあります。

利回りの数値はもちろん、資金の使途、運用期間なども必ずチェックをするようにしてください。

ソーシャルレンディングの安全性を高める方法はある?

ソーシャルレンディングの安全性を高める方法としては、少額から始める今までに元本割れ・貸倒れがなく、情報公開に積極的な事業者を選ぶ分散投資をするの3つの方法があります。

ソーシャルレンディングは1万円程度の少額から投資が始められます。初めは少額からスタートし、慣れてきたら徐々に投資額を増やすとよいでしょう。

事業者を選ぶときは、元本割れ・貸倒れが今までにないところを選ぶのがおすすめです。

検索サイトで「事業者名+運用実績」などのキーワードで検索すると、その事業者の案件でこれまで元本割れ・貸倒れがあったかどうかが確認できます。

ただし、情報公開をしていない事業者もあるため、自社や投資先、投資案件について積極的に情報公開をしているところを選ぶことも大切です。

分散投資は、一つの事業者や案件にすべての投資資金を投入するのではなく、複数の事業者や案件に分けて出資することをいいます。

これによりリスクも分散され、より安全性の高い投資活動ができるでしょう。

まとめ

ソーシャルレンディングとは、事業者が間に入って投資家が企業に貸し付けをおこなうもの。

少額からでも投資ができるなど、手軽に始めやすいサービスです。

現在では複数の事業者がサービスを展開しており、上記で紹介したおすすめの会社であっても出資先や特徴などが異なります。

そのため、実績やファンド数、投資リスクの低さなどから利用するサービスを検討するのがよいでしょう。

なお、貸倒れのリスクや延滞の可能性、期間中に解約できない点については、その危険性をしっかりと理解してください。

そのうえでおすすめのソーシャルレンディングから資産運用をはじめてみましょう。

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この記事の著者
駅探PICKS編集部
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